中央統計局(BPS)はこのほど、同国を2023年第1四半期(1~3月)に訪れた外国人客は224万人に上り、前年同期から500%以上拡大したと発表した。
2023年第1四半期の実績は2022年通年の41%に当たる。ただし、新型コロナウイルスの流行以前の水準にはまだ回復していない。2019年第1四半期の外国人来訪者数は375万人で、2023年第1四半期の数値はこれを40%下回る。
新型コロナウイルスの流行とそれに伴う移動制限を受け、インドネシアを訪れた外国人客は2020年から2022年にかけて約1100万人となった。2019年通年の外国人客は1600万人で、新型コロナウイルスの流行以降に大きく低迷した形だ。
2023年第1四半期にインドネシアを訪問した外国人客を国籍別でみると、マレーシア人が36万3000人となり、全体の16.2%を占めて首位だった。これにシンガポール、オーストラリア、東ティモールの順で続いた。