ジョコ・ウィドド（通称ジョコウィ）大統領は5月5日、ランプン州の道路を公用車で視察した。ジョコウィ大統領の視察にあたり、ランプン州政府が誘導した道路は敢えて通らず、大統領の判断で南ランプン県ジャティ・アグン郡マルガアグンのテルサン・リチュドゥ通りを通過した。またランプン州政府は、上空からヘリコプターでの視察を提案したが、ジョコウィ大統領は、実際に通らないと道路の状態が分からないと拒否した。
視察を行ったところ、道路に何カ所も穴が開き、アスファルトが剥がれるなど状態が非常に悪いことが判明した。ジョコウィ大統領は「道路の整備が行き届いており、思わず寝入った」と皮肉り、住民の安全性を確保できないとして、至急対策を講じるようランプン州知事へ指示した。
ランプン州の道路の不整備をめぐっては、オーストリア留学中の男性がSNSを通じて州政府を非難し、世間から注目が集まっていた。
