ジャカルタ特別州警察は5月15日、昨年秋に導入した電子交通違反取り締まりシステム(ETLE)に限界があり、警察官による現場取り締まりを再開すると明らかにした。
警察は理由について、州内の道路は広くETLEだけではすべての違反を検挙できないと説明した。違反対象となる行為のうち、未成年による運転や、バイクの2人乗り、偽造ナンバープレートの使用、ナンバープレートの取り外し、運転中のイヤホンの使用などは、違反現場で取り締まりを行う。
ラティフ・ウスマン交通局部長は「違反の検挙数を上げたいのではなく、市民の安全と秩序の優先を目的としている」と理解を求め、ETLEのシステム強化も図るとした。