インドネシア政府はこのほど、財政赤字を2024年に低減させる計画を明らかにした。
財務省は2024年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比が2.16~2.64%になるとみており、実現すれば2023年目標の2.84%を下回ることになる。
新型コロナウイルス流行以前の5年間は、財政赤字の対GDP比は2.2~2.6%の水準で推移しており、2024年の目標が達成できればこの範囲に収まる可能性が高い。
スリ・ムルヤニ財務相は、2023年のGDP伸び率について、前年比5.3~5.7%になるとみている。この場合、債務の対GDP比は38.07~38.97%になる見通しだ。3月時点では国の債務の対GDP比は39.17%だった。スリ財務相はまた、歳入は2023年に増加するとみている。これにより、歳出との差が縮まる見込みだ。