バリ州警察は5月8日、違法な中絶クリニックを経営した疑いでアルキー容疑者(53)を逮捕した。この容疑者は過去に同様の罪で2度の有罪判決を受けている。
警察によると、アルキー容疑者は2006年に懲役2年6カ月、2009年に懲役6年の刑に処され、服役していた。出所後、2020年に北クタ地区に引っ越し新たな土地で再度中絶クリニックを開始していたという。これまでに少なくとも1338件の中絶を行ったとみられており、特に2009年に有罪となった事件では手術中に女性がひとり死亡している。
アルキー容疑者によると、中絶方法はネットで学び、機材もネットで購入した。顧客はほとんどが10代の若者だった。
警察はクリニックで医療機器や財務記録を押収しており、容疑者自身も母親になる準備ができていない女性を助けるためにクリニックを再開したと容疑を認めているという。有罪となった場合、10年の禁錮刑の可能性がある。