ジャカルタ特別州ではこのところ大気汚染が深刻化しており、5月30日にIQAirが公表した空気質指数(AQI)は158で「不健康」のカテゴリに該当している。空気中の粒子状物質(PM2.5)の項目ではWHOで定められている標準値の13.8倍検出されている。このレベルの測定値が出る環境下では、心臓や肺、皮膚など健康への悪影響リスクが高まるため、屋外でのマスク着用、窓を閉めて換気をしないこと、空気清浄機を使用することが推奨される。
同州生活環境局長は同日、公共交通機関へのシフトや定期的かつ大規模な二酸化炭素排出量検査などを行うことで科学的根拠に基づいたアプローチで、2030年までに大気汚染を軽減する政策を策定していると述べた。