アニス・バスウェダン前ジャカルタ特別州知事は5月30日、息子のイスマル・ハキム・バスウェダンと一緒にトランスジャカルタのEV(電動)バスに乗車したことについて2枚の写真を添えて自身のSNSアカウントに投稿した。その際「息子と一緒に政府の補助金を満喫中」と述べたため、発言の意図を推測した多くのコメントが殺到した。
以前、アニス氏は公の場で中央政府が策定した電気自動車への補助金制度を批判した経緯があるが、その理由として(自家用車への補助金は)大気汚染の解決策にならないこと、渋滞悪化のリスクがあること、電気自動車の購買層は補助金を必要としていないことなどを挙げていた。コメントした人の多くは、アニス氏は大気汚染と渋滞の解決策は公共交通機関へのシフトしかないと主張しているためEVバスについて投稿したのだろうと推測したため、アニス氏を称賛する声が多かった。