タクシー大手のブルーバードはこのほど、中国最大の電気自動車(EV)メーカーで、米国のテスラに次ぐ世界の2位のEVメーカーである比亜迪(BYD)からEVを購入する計画だと明らかにした。
ブルーバードは今回、テスラへのEV車両の発注を見直す一方で、自社が抱えるEV車両の80%をBYDから調達する予定だと説明した。同社は2023年にEV車両500台を発注する見通しで、この大半をBYDから購入するとみられている。ブルーバードはBYDの「E6」「T3」がインドネシア市場に適しているとみているという。
同社のシギット・ジョコソエトノ社長は「(EVの価格が高すぎる場合に)顧客に価格転嫁するのは適切ではない」と述べた上で「BYDの車両の価格がインドネシアにおける事業に適しているため、BYD車両の輸入を検討する」と説明した。