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暗号資産で支払い受ける 事業主を逮捕

(c) TheJakartaPost

バリ州警察は5月29日、暗号通貨による支払いを受け付けたとして、レンタカーショップの経営者を逮捕した。支払方法に暗号通貨を用いた事業者が逮捕されたのはインドネシアで初めて。

容疑者の男性(33)は、ルピア以外の通貨の使用を禁止している2011年の通貨法に違反したとして起訴された。最高刑は懲役1年または罰金2億ルピア。今回警察は、バリ島内で暗号通貨が使用されているとの情報を受けて捜査を開始した。捜査員が顧客になりすまし、容疑者の特定を行った。男は「自国の銀行口座が使えず、暗号通貨での支払いを希望する外国人がいる。より多くの顧客に対応するために暗号通貨での支払いを受け付けた」と述べているという。

バリ州では最近、ロシアなど自国に課された経済制裁により銀行取引ができなくなった外国人観光客により、取引手段として暗号通貨が使用されていると報じられている。バリ州のコスター知事は、この行為は違法にあたると外国人観光客に対し警告している。