アジア開発銀行(ADB)はこのほど、インドネシアのALBAグループ傘下のALBA Tridi Plastics Recycling Indonesiaと、同社が手がけるポリエチレンテレフタレート(PET)リサイクル施設の建設に向け、計4420万米ドルに上る融資契約を締結したと明らかにした。
ADBは4420万米ドルのうち、2210万米ドルを拠出する。残りは、ADBが出資する「アジアインフラパートナーシップ信託基金(LEAP)」から拠出することになるという。
ALBA Tridi Plastics Recycling Indonesiaは中部ジャワ州にPETリサイクル施設を建設する計画。完成すれば、インドネシアでのPETリサイクル・システムの可能性を示す拠点になると期待されている。
世界では、約800万トンから1200万トンのプラスチックが海に流れ込んでおり、インドネシアは海洋プラスチック汚染において最大規模のプラスチック流出源とされている。