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デング熱対策として改良蚊を放出 スマラン

(c) TheJakartaPost

保健省はこのほど、デング熱対策プロジェクトの一環として、中部ジャワ州スマランで改良を加えた蚊の放出を行った。この蚊はボルバキアというバクテリアに感染しており、蚊の体内でデングウイルスの増殖が抑制され、人間への感染能力も低下した状態となっている。

同省はスマランに続き、西ジャカルタ、バンドン、ボンタン(東カリマンタン州)、クパン(東ヌサトゥンガラ州)でも改良蚊の放出を計画している。

デング熱が流行しているインドネシアでは、過去45年間の発生率が700倍に増加したというデータがある。地球の気温上昇により蚊の生息地域が拡大したことが要因のひとつと言われているが、昨年だけでも13万人がデング熱に感染し、1135人が死亡している。

同省はデング熱対策プロジェクトとして、3M(蚊の発生源となる水溜まりを埋める・排水する・覆う)キャンペーンや、デング熱に関する啓もう活動などを長年にわたり行っている。