北スマトラ州メダンで1700個の街灯を設置するプロジェクトについて、市長によって「失敗」と判断されたことを受け、請負業者6社はプロジェクトで受け取ったお金の返金を求められている。
ジョコ・ウィドド大統領の娘婿でもあるメダン市のボビー市長は5月9日、1700個の街灯が完成したものの、市民から批判を受けたため詳細な検査を行ったところ、材料や仕様、各街灯間の距離が規定に適合していないと判明し、同プロジェクトを失敗と判断した。市はこれまでにこのプロジェクトのために210億ルピアを費やしている。
市は請負業者に対し60日以内に返金するよう求めていたが、これまでのところ5社が計28億5000ルピアの返金を完了した。市長は、業者が返金に応じない場合は裁判を起こすとも述べている。
街灯は、全ての業者の返金が完了したのちに撤去される見通し。