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巡礼のピーク到来 高齢者向けサービスを強化

(c) TheJakartaPost

本格的な巡礼シーズンを迎え、最終日となる6月29日にはサウジアラビアのメッカに20万人のインドネシア人が集結した。政府はそのうち約30%を占める65歳以上の高齢巡礼者に対し、あらゆるサービスを提供している。

世界最大のムスリム人口を抱えるインドネシアでは、巡礼希望者のキャンセル待ちも多く、最終的に巡礼ができるのが60代や70代になってからというのが一般的である。宗教省は今年3月に「高齢者に優しいハッジ(巡礼)」というキャッチフレーズを掲げ、高齢者に優しい政策を整備した。例えば、巡礼の一環としてアラファト山に登頂する際、徒歩での移動が難しい身体の不自由な高齢者に対し数百台の車椅子を用意する等である。

今年は新型コロナウイルスの発生以来、サウジアラビア当局が初めて巡礼の年齢制限を撤廃したことから「史上最大のイスラムの集い」になると予想されている。