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IFC、BTPNに5億米ドル投資

(c) TheJakartaPost

世界銀行の民間向け投資機関である国際金融公社(IFC)はこのほど、インドネシアの商業銀行バンク・タブンガン・ペンシウナン・ナショナル(BTPN)に5億米ドルを投資する計画だと明らかにした。この資金は国内の環境配慮型事業と中小企業に向けて投じられる見通しだ。

IFCは「インドネシアの環境配慮型事業と中小企業向けの金融は適切に実施されていない。インドネシアの銀行部門のポートフォリオに占める環境配慮型事業の割合は9%程度にとどまる」と指摘した。

また、インドネシアの中小企業をめぐっては資金不足の額が1660億米ドルに上るという。これは国内総生産(GDP)の約19%に当たる額だ。

IFCは今回、BTPNに対し、資金のうち2億米ドルずつを環境配慮型事業、中小企業にそれぞれ投じるよう義務付けた。また残り1億米ドルをいずれかの分野に全額振り向けるよう求めている。