軍がメダン市内をパトロール 法律違反か

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北スマトラ州メダンで、インドネシア国軍(TNI)が暴力強盗などの犯罪者を取り締まる目的でパトロールを行っており、市民団体からは2004年に制定されたTNI法に違反すると指摘を受けている。

メダンではここ数カ月、路上強盗や暴力強盗の件数が増加している。これを受け、メダンのボビー市長は犯人に対して厳正に対処するよう警察に要請した。この要請の後、国防を担当するはずのインドネシア国軍が「メダン警察の援助のために人員を配置した」と発表した。

市民団体は、軍には民間人を取り締まる権限はないとして、強盗抑制のためのパトロールに軍が関与するのは法律違反だと主張している。

アムネスティ・インターナショナルのウスマン事務局長は、メダンにおける国軍の警察業務への介入は、1980年代の射殺事件の再発に繋がり、深刻な人権侵害が起こる可能性があると述べている。