ジャカルタ首都圏警察は8月14日、銀行から不法に入手した顧客情報2万件を闇サイトで販売した容疑で南ジャカルタ市テベットに住む男性を逮捕したと公表した。
容疑者はインターネットバンキングを利用している顧客のデータを銀行の公式ウェブサイトから正規の方法で入手したと主張している。警察関係者によると、容疑者が顧客情報を販売したのは「ブリーチフォーラム」と呼ばれ、サイバー犯罪者がハッキングによって得たデータを売買する闇サイト。現在は創設者逮捕により閉鎖しているが、かつては世界最大のハッキングフォーラムとして危険視されていた。銀行からの通報で顧客情報の漏洩が判明した。
警察は、流出した顧客情報の買い手および犯罪に加担した第三者やネットワークの有無を捜査している。