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元国税局管理職の息子に懲役12年の判決

(c) BBC News

南ジャカルタ地方裁判所は7日、知り合いの男子生徒(17)に暴行を加えて重症を負わせたとして起訴されていたマリオ・ダンディ被告へ懲役12年の実刑判決を言い渡した。

マリオ被告の父親は元財務省国税局の管理職で、事件を機に辞職したが、世間からはこの判決に注目が集まっていた。裁判官は、マリオ被告の行いに情状酌量の余地はなく、その間違いに責任を持たなければならないとして、賠償金250億ルピアを科した。

共犯者で友人のシェーン・ルカス被告は、犯行の様子を撮影し、また暴行の手助けをしたとして懲役5年、賠償金120億ルピアの支払いを言い渡した。事件のきっかけとなったマリオ被告の恋人(15)は、事件現場で暴行に加担したとして、今年4月に有罪が確定し、懲役3年半の実刑判決を受け、児童特別更生施設へ送還された。

昏睡状態だった被害者は意識が戻ったものの、びまん性軸索損傷と診断され、意識障害が続いている。