西ジャワ州ボゴール県のグデ・パンランゴ国立公園は4日、希少種のジャワクマタカのひなが新たに誕生したと公表した。サプト・アジ・プラボウォ園長によると、8月27日に巣の中に卵があることを公園職員が見つけ、9月2日にひながかえっていることを確認したという。ジャワクマタカはインドネシアの象徴であるガルーダに姿かたちが似ていて、1992年にインドネシアの国鳥に指定されている。
同公園では、ジャワクマタカ保護センターとタマン・サファリが共同で行っている繁殖プログラムで生まれたジャワクマタカの雄と雌が、今年2月にグデ山の麓で自然に放たれた。ジャワクマタカは密猟や森林破壊のために数が減少していて、2018年より繁殖プログラムが行われている。
同公園ではジャワクマタカの他にもジャワヒョウ、ワウワウテナガザルなどの希少種を保護している。