バリ島で来年、空港からの渋滞を緩和するために、次世代型交通システム(LRT)の建設が開始される予定があることを、ルフット・パンジャイタン海事・投資担当調整相が9月28日にジャカルタで明らかにした。
多くの外国人観光客が訪れる観光名所のバリ島ではたくさんのビーチが点在し、コロナ後の観光業の回復と共に、狭小な道路での混雑が問題となっている。
同大臣によると、計画中のLRTは空港から地下を経由してチャングーやスミニャックといった人気のあるビーチを結ぶことになる。今後は毎年2400万人の観光客が訪れる見込みだと述べ、もしもLRTを造らなければ2026年には観光客が空港で3時間ほど足止めされる恐れもあると述べている。日本、韓国、および中国に投資を打診しているといい、技術移転を許容し、安価で短期間に建設が可能なパートナーを探していると述べている。