エネルギー・鉱山資源省は8日、約50万世帯に炊飯器を無料で配布すると発表した。家庭向け電気調理器具の提供に関するエネルギー・鉱山資源相規定2023年第11号を公布し、2023年中の配布を開始するとした。同省は無料配布の理由について、産業や輸送、家庭にいたるあらゆる分野でクリーンエネルギーの利用を推奨する政府の取り組みと説明した。関連費用として2023年度に計上した同省の予算3475億ルピアを充てる。
電気料金の契約容量450~1300ボルトアンペア(VA)の家庭を対象とし、その地域の村長、また同階級の役人による検証のうえ、申し込みを受け付ける。
炊飯器はインドネシア製で、容量は1.8~2.2リットル、「エネルギー・鉱山資源省贈呈品、転売・譲渡禁止」とステッカーが貼られるという。