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クリス・マーティンまでもが使った話題のフレーズ、知っていますか?

(c) kompas.com

英国のロックバンド、コールドプレイ(Coldplay)のボーカル、クリス・マーティンが11月15日にジャカルタのゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行われたコンサートで、インドネシアで流行しているフレーズ「100ドル貸して」を使い、話題になっている。同氏は「火曜日は物理の試験だ。合格するために一生懸命勉強して。ジャカルタの調子はどうだ? とりあえず100ドル貸してくれる?」とステージ上で話し、会場を盛り上げた。

今年2月には、新首都ヌサンタラで開催された「Kompas100 CEO Forum」に出席したジョコ・ウィドド大統領がこのフレーズについて取り上げ話題になった。また10月にはスペイン出身のレーサー、マーベリック・ビニャーレス選手が、ファンに囲まれ、写真やサインを求めたりした際に「とりあえず100ドル貸して」と冗談を言ったことが知られている。

セベラスマレット大学の社会学者ドラジャット・トリ・カルティコ氏は「このフレーズはインドネシア社会への風刺として始まりました。もとより返す意思もなく他人から借金をし、返金を催促すると激怒してお金を返さないような人々に対する批判として使われています」と話す。誰もがそのような人と対峙した経験があるだけに、ミームとして一般に浸透したのであろう。