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絶滅危惧種のスマトラゾウの赤ちゃん誕生

(c) TheJakartaPost

アジアゾウの亜種で、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種レッドリストに準絶滅危惧種として登録されているスマトラゾウの赤ちゃんが11月28日に誕生した。同月14日にも雄の赤ちゃんが生まれたばかりだった。世界自然保護基金(WWF)によると、スマトラゾウの個体数は世界中で約2,400から2,800頭しかなく、象牙をとるための密猟による乱獲や、自然に生息する森林の減少により、個体数が減少している。

スマトラゾウの赤ちゃんは、スマトラ島南部のランプン県にあるワイカンバス国立公園の中の象トレーニング・センターで誕生した。午前10時頃に誕生し、体重は約78キログラムだった。赤ちゃんの性別は発表されていない。同センターでは2週間前に雄の赤ちゃんが体重108キログラムで誕生している。同国立公園内では11月25日にやはり絶滅危惧種であるスマトラサイの赤ちゃんも誕生している。