東ジャカルタ・チャクンの軍事裁判所は11日、民間人の男性を計画的に誘拐・殺害した疑いで逮捕、起訴された陸軍兵士3人に、終身刑を言い渡した(求刑死刑)。裁判官は、「被告人らの行為に弁解や正当性を見出すことはできない」とコメントした。終身刑を受けたのは、リスワンディ・マニック、ヘリ・サンディ、ジャスモウィルの3被告で、同日付けで陸軍から解雇処分を受けた。3被告は今年8月13日、西ジャワ州プルワカルタで男性を誘拐し、暴行を加えて殺害。死体をチタルム川へ遺棄した。
9歳の子どもが男性の遺体を発見し、近くにいた大人が通報した。捜査当局によると、3被告は、被害者の男性も含めたジャボデタベック(首都圏)周辺の化粧品店の店主らを何度も恐喝し、誘拐するなどしていたという。店主らは、化粧品店を装って違法薬物を扱っており、それを知った3被告が店主らを恐喝し、現金を要求していたと見られている。