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インドネシアの伝統薬ジャムゥがユネスコ無形文化遺産に認定される

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今月6日、ボツワナ共和国のカサネで開催された国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の第18回保護条約政府間委員会において、インドネシアの伝統薬ジャムゥ(jamu)が無形文化遺産に認定された。ユネスコ無形文化遺産になったばかりのジャムゥを数種類ここで紹介する。

まずは定番のジャムゥberas kencur。材料はガランガル(南姜)、生姜、白米、タマリンド、ターメリック、グラニュー糖、パームシュガー、水。甘さとスパイシーさを合わせ持つこのジャムゥには食欲増進、鎮痛、滋養強壮、体重コントロールの効果があるとされている。

ウコンたっぷりのジャムゥkunyit asamは、鮮やかな色と甘酸っぱい味が特徴。材料はターメリック、パームシュガー、塩、タマリンド、水。月経痛の緩和、若返り作用、美容維持などの効果があるとされており、女性に人気だ。

その他にもニキビ治療や体臭除去の効果があるとされるkunci suruh、胃の炎症緩和や食欲増進を目的に飲用されるsinom、ダイエット効果があると若者の間で見直されているgalian singsetなど、種類は多数ある。その効果は科学的には証明されていないものの、古より人々の健康維持・回復に大きく寄与してきたこともまた事実である。この機会に試してみては。