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人権活動家2人に無罪判決 ルフット海事・投資調整相の名誉毀損裁判

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東ジャカルタ地方裁判所は9日、ルフット・パンジャイタン海事・投資調整相に対する名誉毀損罪に問われていた人権活動家のハリス・アズハル被告とファティア・マウディリヤンティ被告に対し、無罪判決を言い渡した。

検察側の求刑は、それぞれ禁固4年と禁固3年6カ月だった。裁判官は主文で、「両被告の有罪は、法的にも正式に証明されない。今後は、権利と尊厳を取り戻すように。」と述べた。

ふたりは、抱き合って涙を流し、弁護人や傍聴席の家族らと喜びを分かち合った。この判決にSNSでは、「情報・電子取引法(ITE法)や名誉棄損罪など、何とでも拡大解釈ができる条文は改定されるべきだ」などといった声が寄せられた。

ハリス氏らは、YouTubeで「パプア州インタンジャヤ県の鉱山ビジネスで国営企業4社が暗躍し、ルフット氏が関与している疑いがある。」などといった議論を公開し、2022年3月にジャカルタ特別州警察に容疑者認定された。