オランダ・アムステルダムに本社を置く位置情報テクノロジーの専門企業トムトムが10日付けで発表した2023年版「Tom Tom Traffic Index」によると、ジャカルタ特別州は「世界で最も渋滞がひどい都市」の30位だった。前年の29位から1ランク改善された。
同調査は、渋滞なしの場合の所要時間に比べ、渋滞によってどれだけ余分に時間を費やしたかを都市ごとに調べたもの。トムトムのデータによると、順位は改善されたものの、10キロの移動にかかる平均時間は、前年より40秒増加している。その理由について同州政府のシャフリン・リプト運輸局長は、「軽量高架鉄道(LRT)やジャカルタ都市高速鉄道(MRT)の公共交通建設プロジェクトが影響している。」と見解を示した。
なお、ジャカルタで最も渋滞がひどい日は3月9日で、10キロ進むために30分10秒を余分に要した。