ブディ・グナディ・サディキン保健相は20日、14日に投開票された大統領選の開票作業にあたった選挙スタッフが、これまでに84人亡くなったと発表した。政府は、過労が原因との見方を示している。
保健省の集計データによると、亡くなったのは選挙管理委員会(KPU)のスタッフ71人と選挙監視委員会(Bawaslu)のスタッフ13人。また体調不良を訴える人は、4,500人以上にのぼった。選挙スタッフは、KPUの募集に応じた民間人で、約680万人が健康診断をうけた。そのうち640万人が健康状態は良好と診断されたが、40万人に高血圧や心臓病の持病があることも分かった。
2019年に行われた前回の選挙では、同じように過労が原因として、約550人の選挙スタッフが亡くなっており、その対応策として健康診断が行われた。