シンガポールで開催された国際数学オリンピックで1月21日、インドネシア代表のアシュトン・アレクサンダー・ファンくん(6)が、金メダルを獲得した。
アシュトンくんの母親によると、アシュトンくんは特殊な能力を持つ「ギフテッド」と呼ばれる子どもで、2歳の時、お皿に盛ったおやつの数を突然、足したり引いたりできるようになったという。両親は可能性を感じ、基本的な数学の概念が分かるように刺激したところ、3歳で九九の概念を理解、4歳で平方・平方根の問題が解けたという。また今回の大会参加に向けて1日8時間の勉強を毎日自主的にこなすなど、努力も惜しまなかった。
アシュトンくんは大会後のインタビューで、インドネシアの子どもたちへのメッセージを聞かれると、「転んでも、立ち上がって。失敗しても、再挑戦して!」と笑顔で答えた。同大会には、他に22カ国から子どもたちが各国の代表として参加した。