インドネシアの調査機関LSIは2024年の総選挙において選挙管理委員会(KPU)が公開している開票速報(リアルカウント)に対する世論調査を行い、結果を公表した。
リアルカウントの結果を知っていると答えたのは回答者の35.9%で、その中でその結果を信じると答えたのは80.2%、回答者全体では75.2%が開票結果を信じると回答した。
今回の総選挙で選挙管理委員会は新しい投票総括システム(Sirekap)を採用した。同システムは投票用紙を光学的に読み取りデジタルデータ化したものを用いて、開票をより迅速かつ正確に行うことを目的としており、デジタルデータは各投票所で瞬時に開票結果として読み込まれるため、1票ずつ入力する手間が省ける。
この新システムに対しても世論が肯定的であることが分かる一方で、支持者別にみると、過半数を獲得していない大統領候補者の支持者は開票結果を信じると答えた割合が少ない傾向にあった。