インドネシア国内でデング熱の感染者や感染による死者の数が増加している。バンテン州タンゲラン県では2月だけで600人が感染し4人が死亡した。1月からの感染者数は例年の同時期よりも多くなっている。西ジャワ州では1月と2月に4,600人が感染し36人が死亡した。2月の最終週には1,000人が感染し5人が死亡している。首都ジャカルタでは1月から2月に5歳から高齢者までの幅広い年齢層で627人が感染した。南ジャカルタでは2月初旬の感染者数は75人だったが、3月は4日の時点で149人が感染している。
デング熱はウイルスによる感染症で、人がウイルスをもったネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染する。蚊がよどんだ水で繁殖する雨季によく見られる。保健省は人々に警戒を怠らないよう注意を促している。