中央ジャカルタの国会前で5日、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領の退陣を求め、数千人がデモ行進をした。
デモ参加者は、「インドネシアにおける諸悪の根源はジョコウィ大統領だ」と書かれたプラカードを掲げたり、国歌「インドネシアラヤ」を合唱した。
その後は、先月に行われた正副大統領選を不正選挙と訴え、ジョコウィ大統領の退陣を迫る演説を続けた。路上に置かれたタイヤに火がつけられ、辺りが騒然とする場面もあった。一方で、ジョコウィ大統領の支持者も集結して反対派と衝突しかけたため、警察官が両者の間にバリケードを建てて警備にあたった。
ジャカルタ特別州警察は、約4,000人の警察官を動員して各所に配置し、タナアバン方面の道路を閉鎖した。