西ヌサトゥンガラ州保健当局は3月26日、同州北ロンボク県ギリ諸島で、外国人観光客9人がデング熱に感染していたと明らかにした。保健当局によると、感染者はオーストラリア、イギリス、スイス、フランスからの観光客で、今年2~3月の期間に発熱などを訴えた。地元のクリニックで治療を受け、現在は全員の病状が改善・回復したという。
北ロンボク島では、デング熱の感染者が大幅に増加しており、今年1月~3月21日までに地域保健所(プスケスマス)の3カ所で、合わせて95人の感染者が確認された。患者のほとんどが15歳以上の男性だという。保健当局は、医療機関に早期発見の注意勧告を行い、感染拡大に警戒を強めている。