ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は首都移転に関する法律(UU)2024年第2号に署名し、ジャカルタ首都特別州(DKI)の都市区分を変更しジャカルタ特別州(DKJ)に改称することを決定した。
10月の新大統領就任式は、東カリマンタン州東部で整備中の新首都「ヌサンタラ」で実施される予定。ジャカルタ特別州は、首都移転後も政務に関する特別な権限を有することになり、そのひとつが運輸・交通分野である。深刻な交通渋滞について、前述の法律では、個人が所有する自動車の車両台数と年式を制限することが明記されている。
これまで、自家用車の利用を制限するさまざまな政策を講じてきたが、ジャカルタ特別州内の自家用車の台数は2,000万台に達している。州議会の関係者は、首都移転後のジャカルタでは公共交通機関の最適化と自家用車制限の規制導入が求められるとの見解を示した。