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ジョコウィ大統領 地方での専門医不足に警鐘

ジョコ・ウィドド大統領は5月6日、西ジャカルタ市のハラパン・キタ母子病院で開催された専門医教育プログラムの発足式に参列し、過去6カ月にわたって地方の保健所および病院を巡り、抜き打ちで視察してきたと明らかにした。特に遠隔地や島しょ部においては専門医の不足が目立ち、超音波機器など必要な医療設備が整っていても人出不足で十分な医療サービスを提供できる状況ではないことに懸念を示した。

今回発足された専門医教育プログラムは、病院が主体となって専門医を輩出する取り組みで、6つの主要病院で眼科、循環器科、小児科、神経科、整形外科、腫瘍学の専門医を養成する。

インドネシアの人口に対する医師の割合は1,000人当たり約0.47人で世界ランク147位、ASEANで9位。現在一般開業医約12万人と専門医約3万人が不足しており、専門医の59%が首都の位置するジャワ島に集中していることも問題となっている。