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減少し続ける石油・天然ガス生産量

インドネシアの石油・天然ガス生産量が減少の一途をたどっている。国営石油・ガス大手プルタミナの探査・生産部門であるプルタミナEPは、石油リグの不足を要因として挙げている。一方、石油・ガス会社協会(Aspermigas)の投資委員会を率いるモシェ氏は、リグ不足は石油生産量減少の多くの要因の1つにすぎず、原油増進回収(EOR)の強化と探査の拡大が必要だと述べた。インドネシアの石油消費量は、2050年には 1日当たり397万バレルに倍増し、天然ガス消費量も4倍に増加すると予想されている。

インドネシアでは、1970年代から1980年代にかけて石油生産が100万バレル/日を超え、石油輸出が経済成長をけん引した。しかし、生産量は着実に減少しており、2023年の生産量は60万6,700バレル/日となった。 2030年には2020年比で58%減の30万バレル/日、2040年には87%減の11万9,000バレル/日に生産量が減少する見込みだ。