精密板金加工業のスエナミ工業株式会社(岐阜県関市、末次明社長)は10日、西ジャワ州バンドンに日本語学校を開校した。教育プログラムなどの運営面は、日系企業の進出支援を手がけるインドネシア総合研究所(ジャカルタ、アルビー代表)が担う。飲食料品製造業分野の特定技能生を育成し、スエナミ工業のほか愛知県や岐阜県の製造業にも派遣する。
同社は1957年に創業し、産業機械や建築部材などの加工を手がける。10日の開所式で末次氏は「インドネシア人の優しさや笑顔に惹かれ貢献したいと思い、学校を開設した。諦めなければ夢はかなうと思って精一杯頑張ってほしい」とあいさつした。アルビー代表も「卒業生が岐阜とバンドンの架け橋になってくれることを望んでいる」と話した。
同校では5カ月ごとに20人を単位として年間で約200人を育成する計画。インドネシア総研は今回開校した学校を含めて3校、日本語学校を運営している。