産業省の製造業信頼感指数(IKI)によれば、繊維業界を除く国内の製造業の大部分が拡大を続けている。6月のIKIデータでは、ほとんどの製造業が50の閾値を上回る水準を維持しており、製造業全体の信頼度は52.5に留まっている。しかし、繊維業界は輸入品の流入により業績が低迷し、信頼度が50を下回った。
インドネシア繊維・フィラメント糸生産者協会(APSyFI)は、中国からの安価な輸入品に対する規制の欠如が原因だと非難し、財務省の税関・消費税総局に対し、安価な繊維輸入の流入を止めるための迅速な対応と改革を求めている。
政府は輸入繊維と繊維製品に反ダンピング関税を課す新規則を発表し、国内製造業者を保護しようとしている。6月25日、繊維業の労働者は政府に対し業界を救うための行動を求め抗議活動を行った。