インドネシアは、イランとの優先貿易協定（PTA）の批准を目指しており、これにより中央アジア、南アジア、中東の市場に現地製品を輸出する機会が広がると期待している。しかし、専門家はその地政学的状況と西側諸国からの制裁に注意を促している。7月8日、貿易と投資を監督する下院（DPR）第六委員会は、政府がこの貿易協定を早期に批准し、来年1月から発効させることに同意した。
この協定は、昨年7月にインドネシアとアラブ首長国連邦との間で締結された包括的経済連携協定（CEPA）に次ぐ、インドネシアと中東諸国との間で2番目の貿易協定となる。ズルキフリ貿易大臣は、「イランの高い関税構造がインドネシア製品が同国で競争力を持つ障害となっている。PTAがイランおよびその周辺国への輸出を増加させることを期待している。」と述べた。
