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自宅でも作れる マカッサルの伝統飲料「サラバ」の材料と効能を紹介

(c) food.detik.com

冬がないインドネシアだが、夜に温かい飲み物を楽しむ文化は育まれてきた。南スラウェシ州のマカッサルにはスパイスの効いた「サラバ(Sarabba)」と呼ばれるホットドリンク(ウェダン/wedang)があり、マカッサルの人々によってスラウェシ島以外にも紹介されている。

サラバを販売するカキリマは、町中のあらゆる場所に点在する。マカッサルの若者や男性たちにとって外でサラバを飲む時間は貴重なコミュニケーションの場でもある。またサラバは露店だけでなく、本格的なマカッサル料理店やマカッサル出身のシェフがいるレストランや5つ星ホテルでも提供されている。

サラバの基本の材料は、生姜、黒糖、粒コショウ、ココナッツミルク、水。サラバは、ココナッツミルクを使用するかしないかで、大きく2種類に分けられる。ココナッツミルクを入れる場合はスパイスの味が残るよう注意が必要。スパイスが好きな方はカルダモンをプラスして。プロが作るサラバは生姜とスパイスがよく効いているのに辛味がない。卵黄、蜂蜜、牛乳などを加えた新しいバリエーションも生まれている。

サラバには、血行を促進し体を温める効果が期待できる。血管の健康が促進されると、脳卒中や心臓病のリスクを低減するのに役立つ。またサラバは月経痛を和らげるとも言われている。