インドネシア証券取引所(IDX)は、従業員が企業の上場申請処理において倫理違反を行ったことを認め、関連する従業員に対して社内規定に基づき処分を行った。具体的な関与企業名や該当従業員に対する処分内容は明らかにされていない。
匿名の手紙がIDX報道室に送られ、手紙には取引所の従業員が数百万ルピアから1億ルピアを超える追加費用を新規株式公開(IPO)プロセスの迅速化のために請求していたとの疑惑が記されていた。また、インドネシア金融サービス庁(OJK)の関与も指摘されていたが、OJK側はこれを否定している。
IDX元社長のハサン氏は、従業員に対する懲戒処分を評価する一方で、投資家の信頼を回復するために法的措置を講じるべきとの見解と述べた。