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廃棄物輸入が増加、持続可能な処理インフラ整備が急務

インドネシアでは紙やプラスチック廃棄物の輸入量が増加しているが、処理能力が追いつかず国内の廃棄物問題が悪化している。統計庁(BPS)によると、紙廃棄物の輸入量は昨年6%増の324万トン、プラスチック廃棄物は30%増の25万2,472トンに達した。

専門家や業界関係者は、政府に対しリサイクル産業の発展および持続可能な廃棄物管理インフラの整備を求めている。インドネシア廃棄物起業家協会(APSI)のサウト会長は、「輸入された廃棄物には処理できない残留物が含まれており、廃棄物処理産業の成長が廃棄物の増加に追いついていない。廃棄物管理の主な問題は、適切な廃棄物管理システムを構築するための公共資金が非常に少ないことである。」と指摘している。一部の専門家は、プラスチック廃棄物の輸入禁止や、リサイクル産業の発展を促進するために付加価値税(VAT)の引き下げを求めている。