インドネシアホテルレストラン協会(PHRI)は、今年のクリスマスと新年シーズンのホテル宿泊率が昨年の50%から45%に低下すると予測している。ジョグジャカルタのマリオボロ地区など一部の人気エリアを除き、全国的に昨年比最大10ポイントの宿泊率低下が見込まれている。購買力の低下が主な要因とされ、国内総生産(GDP)成長率は今年四半期ごとに鈍化しており、第3四半期のGDP成長率は前年同期比4.95%と、通常の5%平均を下回っている。
業界は対策として、クリスマスと新年向けの魅力的なパッケージを12月1日から提供する予定で、競争力のある価格設定や特典を含む内容で宿泊率の回復を目指している。また、ホテル業界は政府による予算削減の影響で公式行事のキャンセルが増加し、収益に影響を及ぼしていると報告している。マウラナPHRI事務局長によれば、政府関連イベントはホテルの収益の40~60%を占めている。