国連世界観光機関(UN Tourism)が2024年版「ベストツーリズムビレッジ」を発表。世界各地より55の農村地域が選ばれ、インドネシアからはバリ島のジャティルウィ村とジョグジャカルタ特別州のウキルサリ村が選出された。
ベストツーリズムビレッジ選出のプロジェクトは、観光を通じてSDGsに沿って景観、生物や文化の多様性、産業などといった地域の価値の向上と保全に取り組む観光村を認定し、その価値と活動を讃える取り組みとして、2021年に開始した。国連世界観光機関は、選ばれなかった村に対しても観光地としての能力を高めるための支援プログラムを提供している。
これまでインドネシアでは、2021年にはジョグジャカルタ特別州のングランゲラン村、2023年にはバリ島のペングリプラン村が同賞を受賞している。受賞を受けてウィディヤンティ観光創造経済大臣は「観光省はこの成果に満足することなく、引き続きインドネシアの観光の発展に向けた共同の取り組みを通じて、観光村のエコシステムの強化に取り組みます。この成果がインドネシア国内の他の観光村にとっても、自然の豊かさや文化遺産の可能性を最大限に活用し、より包括的で持続可能な発展を続けるためのインスピレーションとなり、地域社会に力を与え続けることを期待しています」と述べた。