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おいしすぎて下山したくなくなる 天空の村ワエレボのコーヒー

(c) indonesia.travel

アチェ、ガヨ、トラジャ…インドネシアには世界中のコーヒーファンをうならせるコーヒー豆の名産地が多数あるが、東ヌサ・トゥンガラ州フローレス島のワエレボ・コーヒーを忘れてはならない。「天空の村」ことワエレボを実際に訪れて味わうワエレボ・コーヒーは、一生心に残る一杯となるだろう。

ワエレボ村では、完熟したコーヒー豆を丁寧に手摘みするところから、脱肉、水洗、天日での乾燥、脱穀、選別、焙煎までの全ての工程を機械、肥料や農薬を使用しない伝統的な手法で行っている様子を見学できる。コーヒー豆の味は、品種、栽培地の地理や気候環境だけでなく精製方法にも大きく左右される。ワエレボの伝統的な手法は、コーヒーの味を特別なものにする大きな要因のひとつである。

ポコロコ山脈の標高1,200mに位置するワエレボ村に行くには、3つの登山ポストを経て約2時間トレッキングしなければならない。村の手前には約700㎡を覆うロブスタコーヒーの農園を目にすることができる。この地のロブスタコーヒーは1960年代に初めて植えられたもの。村に着くと1世紀以上にわたり世代を超えて大切にされてきたバル・ニアン(Mbaru Niang)と呼ばれる円すい形の屋根を持つ伝統家屋、香り豊かなワエレボ・コーヒーと住人たちの温かい笑顔が出迎えてくれる。