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サウジアラビアで恩赦の死刑囚 15年ぶりに帰国

2009年に殺人罪で、サウジアラビアで死刑判決を受けたインドネシア人女性が11月30日、東ジャワ州バンカラン県の自宅に到着、15年ぶりに帰国した。

女性は、サウジアラビア人の夫を殺害した罪で逮捕・起訴され、シャリア法で最も重い刑罰のひとつ「ハッド刑」において死刑を言い渡された。逮捕後、外務省と在ジェッダ・インドネシア領事館は、女性の人権を保護するために弁護士や通訳を指名して、あらゆる場面で女性を支援した。最高裁判所への上告などさまざまな措置を講じるとともに、遺族との調停も行った。その努力が実り、最終的に懲役15年に減刑され、補償金40万SAR(16億ルピア相当)は、サウジアラビアの慈善家が全額支払いをした。

2024年に外務省は、海外で死刑判決を受けたインドネシア人のうち、26人を法的に保護したが、海外で罪を犯す自国民の数は増加の一途をたどり、計155人が死刑判決を受けて服役している。