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北スマトラ州の住民襲撃 国軍兵士25人を容疑者認定

インドネシア国軍は12月3日、北スマトラ州デリ・セルダン県で国軍兵士が住民を襲撃した事件をめぐって、兵士25人を容疑者認定したと明らかにした。陸軍スマトラ第1軍管区のムハンマド・ハサン中将は、「事件に関わった疑いがある50人以上の兵士に徹底的な捜査を行った」と述べ、当該兵士らを裁判にかける意向を示し、謝罪した。

事件は、11月8日午後10時30分頃に発生した。国軍兵士数十人が住民を襲撃し、61歳の男性1人が死亡したほか、住民13人が重軽傷を負った。事件当時の国軍の発表によると、国軍兵士がバイクで暴走していた若者のグループに注意したことで、集団の抗争に発展したという。亡くなった男性は、外で騒ぎが聞こえたため様子を見ようと自宅を出たところ、国軍兵士数十人から殴る蹴るの暴行を受けたとみられている。