国連教育科学文化機関(ユネスコ)が12月3日、東ジャワ州の伝統舞踊「レオッグ・ポノロゴ」を無形文化遺産に登録した。ユネスコが南米パラグアイの首都アスンシオンで開いた第19回政府間委員会で決定した。インドネシアでは14番目となる「緊急保護が必要な無形文化遺産リスト」に掲載された。政府間委員会は無形文化遺産保護条約の締約国から選出された24カ国で構成される。ファドリ・ゾン文化相は、「レオッグ・ポノロゴがユネスコの無形文化遺産に登録されたことは、地域の価値観とゴトン・ロヨン(相互扶助)の精神に深く根ざした伝統的な文化芸術を保護するインドネシアにとって重要な瞬間であり、誇りに思う」と述べた。
レオッグ・ポノロゴとは東ジャワ州ポノロゴ県発祥の舞台芸術で、舞踊、音楽、神話の調和を反映し、何世紀にもわたりポノロゴ県の人々の勇気、一体感、献身を表現している。