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Telkom、2024年売上成長が鈍化

2024年、国営通信大手Telkom Indonesiaは、売上高150兆ルピアと前年同期比0.5%増にとどまった。純利益は3.7%減の23.7兆ルピアとなり、前年の18.3%増から一転して減益となった。

成長の主力はモバイル部門Telkomselで、同年後半に自社のホームブロードバンドサービス「IndiHome」を統合し、売上は10.7%増加したが、モバイルおよびブロードバンドのARPU(ユーザー単価)はともに減少した。一方、第4四半期にはモバイルARPUが前期比2%増加し、反転の兆しを見せた。競争激化の中、XL AxiataとSmartfrenの合併によりXLSmartが誕生し、市場はTelkomsel、IOH、XLSmartの3強体制に再編された。Telkomは人件費増、広告費増も利益を圧迫し、早期退職制度導入などでコスト削減を図っている。