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雲の上の国ディエンへようこそ!幻想の霧と絶景に包まれる中央ジャワの秘境

インドネシア・中央ジャワに位置するディエン高原は、標高約2,000メートルに広がる活火山地帯である。ウォノソボ県とバンジャメガラ県にまたがり、「雲の上の国」とも呼ばれるこの場所は、厚い霧と壮大な山並みが織りなす幻想的な風景で訪れる者を魅了する。

最大の魅力は冷涼な気候である。乾季には気温が0℃近くまで下がり、朝夕には一帯が霧に包まれる。地表や植物に霜が降りる「embun es(霜)」、通称「bun upas」と呼ばれる現象も名物で、バンジャメガラ県バトゥール地区で観察できる。

アクセスも比較的容易で、ジョグジャカルタやスマランからは車で3〜4時間、プルウォケルトからなら約2.5時間。整備された道路により、日帰りや週末旅行にも最適である。

見どころも多彩だ。湖テレガ・ワルナ、地熱が噴き出すカワ・シキダン、美しい滝チュラグ・シカリム、温泉バニュ・アラム・ディエンなどが観光客を迎える。ジープをチャーターすれば、日の出から夕暮れまで大自然の絶景を効率よく巡ることができる。

さらに、名物料理も旅を彩る。伝統の「ミ・オンクロック」やニラを衣に使った「テンペ・クムル」は地元ならではの味覚である。毎年開催されるディエン・カルチャー・フェスティバルでは音楽や儀式文化に触れることもでき、旅は一層深みを増すだろう。