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インドネシア政府債務、6月時点で9138兆ルピア

インドネシア財務省は10月10日、2025年6月末時点の中央政府債務が9138兆50億ルピア(約89兆円)に達したと発表した。国内総生産(GDP)に対する比率は39.86%に上る。スミント財務省債務・リスク管理局長は同日、ボゴールで開かれた記者会見で「多くの同等国、近隣諸国、G20諸国と比較しても低水準であり、安全なレベルにある」との認識を示した。

政府債務は2024年12月末の8813兆1600億ルピア(対GDP比39.81%)から微増した。2025年6月末時点の内訳は、借入金が1157兆1800億ルピア、国債が7980兆8700億ルピア。借入金では海外からのものが増加した一方、国債はルピア建て、外貨建てともに前月比で減少している。

同省は2025年から債務統計の公表を従来の月次から四半期ごとに変更する方針を明らかにした。スミント氏は「統計の信頼性を高め、GDP実測値に基づいたより正確な比率を算出するため」と説明している。